展覧会「生誕150周年記念 菱田春草と画壇の挑戦者たち —大観、観山、その後の日本画へ」が、美術館「えき」KYOTOにて、2024年5月25日(土)から7月7日(日)まで開催される。
菱田春草(ひしだ しゅんそう)は、明治時代後期に新しい日本画のあり方を模索した日本画家だ。日本画の伝統的な描線を廃した「朦朧体」を試みるとともに、渡欧後には古典や色彩表現に対する関心を高め、36歳の若さでこの世を去るまで数々の傑作を残している。
「生誕150周年記念 菱田春草と画壇の挑戦者たち —大観、観山、その後の日本画へ」展は、春草の故郷・長野県にある水野美術館のコレクションから、明治時代から大正時代頃までの日本画の展開を紹介する展覧会。春草の絵画を中心に、ともに研鑽を積んだ横山大観(よこやま たいかん)や下村観山(しもむら かんざん)など、ゆかりの深い画家の作品をあわせて公開する。
会場では、春草が試みた表現を、「線」や「空気・光」、「色彩・古典」といった視点から紹介。初期の《月下狐》から、空気や光の表現を追求した《月下白鷺》、古典や色彩への意識を高めた《竹に猫》や《岸樹秋風之圖》まで、日本画表現の軌跡をたどってゆく。
展覧会「生誕150周年記念 菱田春草と画壇の挑戦者たち —大観、観山、その後の日本画へ」
会期:2024年5月25日(土)~7月7日(日) 会期中無休
会場:美術館「えき」KYOTO
住所:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹7階隣接
開館時間:10:00~19:30(入館は閉館30分前まで)
入館料:一般 1,100円(900円)、高校・大学生 900円(700円)、小・中学生 700円(500円)
※( )内は前売料金(4月6日(土)から5月24日(金)まで、美術館チケット窓口(休館日のぞく)、チケットぴあ(Pコード 686-890)、ローソンチケット(Lコード 53500)ほかにて販売
※高校・大学生は学生証を要提示
※障害者手帳の提示者本人および同伴者1名は、当日料金より200円割引
【問い合わせ先】
ジェイアール京都伊勢丹(大代表)
TEL:075-352-1111