企画展「岸田劉生・北蓮蔵・曾宮一念 浜松ゆかりの洋画展」が、静岡の浜松市美術館にて、2024年4月13日(土)から6月2日(日)まで開催される。
静岡には、多くの画家が訪れている。その理由として、静岡が富士山や浜名湖といった景勝地を擁するばかりでなく、温暖な気候に恵まれ、東海道線の開通を背景に交通の便が良かったことを挙げることができるだろう。
とりわけ、江戸時代より綿織物産業で栄えた浜松には、この地を訪れる画家を経済的に援助したり、展覧会の開催を支えたりした文化人が数多く存在した。たとえば、日本の近代洋画を代表する岸田劉生(きしだ りゅうせい)は、浜松で木綿晒工場を経営していた人物と交流があったという。
企画展「岸田劉生・北蓮蔵・曾宮一念 浜松ゆかりの洋画展」は、洋画家の岸田劉生、北蓮蔵(きた れんぞう)、曾宮一念(そみや いちねん)を取り上げ、浜松の文化人との交流に着目しつつ画業を紹介。岸田劉生《麗子微笑像》、北蓮蔵《午の憩》、曾宮一念《虹》といった作品を展示するほか、和田英作や藤島武二、岡田三郎助など、日本洋画界を代表する画家による作品も紹介する。
企画展「岸田劉生・北蓮蔵・曾宮一念 浜松ゆかりの洋画展」
会期:2024年4月13日(土)~6月2日(日)
会場:浜松市美術館
住所:静岡県浜松市中央区松城町100-1
開館時間:9:30〜17:00(入館は116:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日に休館)
観覧料:一般 1,200円、大学生・専門学校生・高校生 800円、中学生以下 無料、70歳以上 600円
※障がい者手帳などの所持者および介護者1名は無料
【問い合わせ先】
浜松市美術館
TEL:053-454-6801