特別展「ブルターニュの光と風」が、広島県立美術館にて、2024年4月13日(土)から6月2日(日)まで開催される。東京のSOMPO美術館などでも開催された巡回展だ。
フランス北西部に位置するブルターニュ半島は、その豊かな自然と独特の文化から、フランスのなかの「異郷」として関心を引き立ててきた。とりわけ19世紀以降に交通網が発達すると、多くの画家がブルターニュを訪れ、雄大な自然や信仰に基づく素朴な暮らしなどを題材とした作品を手がけている。
また、ブルターニュは、フランス近代美術史に名を刻んだ場所でもある。その代表例が、ポール・ゴーギャンをはじめとするポン=タヴァン派だ。ブルターニュ南西部の小村ポン=タヴァンに滞在したゴーギャンをはじめとする画家は、単純化された形態と大胆な色彩による表現を生みだし、その影響はパリにいたナビ派の画家へと及ぶことになった。
特別展「ブルターニュの光と風」は、ブルターニュにまつわる絵画を紹介する展覧会。フランス随一の「ブルターニュ絵画」コレクションを誇るカンペール美術館の所蔵作品を中心に、ポン=タヴァン派のポール・セリュジエやアンリ・モレなど、44作家による油彩画65点を紹介する。
特別展「ブルターニュの光と風」
会期:2024年4月13日(土)〜6月2日(日) 会期中無休
会場:広島県立美術館
住所:広島県広島市中区上幟町2-22
開館時間:9:00〜17:00
※金曜日は20:00閉館、4月13日(土)は10:00開場
※入場はいずれも閉館30分前まで
観覧料:一般 1,500円(1,300円)、高校・大学生 1,000円(800円)、小・中学生 700円(500円)
※( )内は前売および20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳の提示者および介助者(1名まで)の当日料金は半額
※前売券は、広島県立美術館、セブンチケット(セブンコード 104−069)、ローソンチケット(Lコード 62155)、チケットぴあ(Pコード 686−810)などにて販売
【問い合わせ先】
広島県立美術館
TEL:082-221-6246