企画展「畠山記念館名品展—松平不昧ゆかりの逸品と琳派—」が、島根県立美術館にて、2024年4月19日(金)から6月10日(月)まで開催される。
東京・白金台の畠山記念館は、茶道具を中心に、日本・中国・朝鮮の古美術品を約1,300件所蔵する美術館だ。その設立者である畠山一清(はたけやま いっせい)は、実業家である一方、能楽と茶の湯を嗜む数寄者でもあり、長年にわたって美術品の蒐集に努めたのであった。
企画展「畠山記念館名品展—松平不昧ゆかりの逸品と琳派—」は、畠山記念館のコレクションより、茶の湯と琳派の名品を中心に紹介する展覧会。平安時代の藤原佐理《離洛帖》(国宝)をはじめ、重要文化財7件を含む約70件を公開する。
自ら茶の湯を実践し、名品茶道具の蒐集に熱意を傾けた畠山は、誰もが認める名品を集めるばかりでなく、自身の審美眼に従い、個性的な作品も蒐集した。本展では、《柿の蔕茶碗 銘 毘沙門堂》や《唐物肩衝茶入 銘 油屋》(ともに重要文化財)など、茶の湯の名品の数々を展示する。
畠山記念館のコレクションの特徴のひとつが、琳派作品だ。会場では、尾形光琳の《躑躅図》(重要文化財)や酒井抱一の《四季花木図屏風》などを目にすることができる。
企画展「畠山記念館名品展—松平不昧ゆかりの逸品と琳派—」
会期:2024年4月19日(金)~6月10日(月)
[前期 4月19日(金)~5月13日(月) / 後期 5月15日(水)~6月10日(月)]
会場:島根県立美術館 企画展示室
住所:島根県松江市袖師町1-5
開館時間:10:00~日没後30分(入場は日没時刻まで)
休館日:火曜日(4月30日(火)は開館)
■観覧料
・前売券
企画展+コレクション展セット=一般 1,100円、大学生 800円、小学・中学・高校生 400円
※オンラインチケット、ローソンチケット(Lコード 61824)にて、3月19日(火)より販売
・当日券
企画展+コレクション展セット=一般 1,450円(1,160円)、大学生 1,100円(880円)、小学・中学・高校生 500円(400円)
企画展のみ=一般 1,300円(1,040円)、大学生 1,000円(800円)、小学・中学・高校生 500円(400円)
※( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳(ミライロID)、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳の所持者および付添者は無料
【問い合わせ先】
島根県立美術館
TEL:0852-55-4700