企画展「イリュストラシオン ミュシャとアール・ヌーヴォーの挿絵」が、大阪の堺 アルフォンス・ミュシャ館にて、2024年4月6日(土)から7月28日(日)まで開催される。
アール・ヌーヴォーを代表する芸術家として知られるアルフォンス・ミュシャは、生涯に250冊以上の書籍や雑誌に、挿絵や作品が掲載されている。実際、ミュシャの画家としてのデビューは挿絵の仕事であった。ポスター画家として注目を集める以前には、書籍や雑誌の挿絵を手がけることで生計を立て、人気を博するようになったのちにも挿絵の仕事に携わり続けた。
企画展「イリュストラシオン ミュシャとアール・ヌーヴォーの挿絵」は、ミュシャの挿絵に着目した展覧会。19世紀末フランスの児童書『白い象の伝説』のために手がけた挿絵下絵の原画全20点をはじめ、初期から円熟期にいたるミュシャの挿絵を紹介するほか、同時代のアール・ヌーヴォーの挿絵本も展示する。
また、ミュシャの挿絵と、ポスターや油彩画との関連にも着目。優雅な女性像を描いたポスター作品の源泉を挿絵作品からたどるほか、意欲作の書籍『主の祈り』と油彩画の大作《ハーモニー》の関係性にも光をあてる。
企画展「イリュストラシオン ミュシャとアール・ヌーヴォーの挿絵」
会期:2024年4月6日(土)〜7月28日(日)
会場:堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館)
住所:大阪府堺市堺区田出井町1-2-200 ベルマージュ堺弐番館
開館時間:9:30〜17:15(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(4月29日(月・祝)・30日(火)、5月6日(月・振)・7月15日(月・祝)は開館)、5月7日(火)、7月16日(火)
観覧料:一般 510円(410円)、高校・大学生 310円(250円)、小・中学生100円(80円)
※( )は20人以上100人未満の団体料金
【問い合わせ先】
堺 アルフォンス・ミュシャ館
TEL:072-222-5533