ミュージカル映画『カラーパープル』が、2024年2月9日(金)に公開される。スティーヴン・スピルバーグらが製作総指揮を務める。
スティーヴン・スピルバーグによる“衝撃の名作”『カラーパープル』が、ミュージカル映画となってカムバック。1985年に公開されたオリジナル版は、黒人の世界をきちんと描いていないという声、賞狙いで撮影したという声があがり、無冠に終わったものの、作品自体のあまりの素晴らしさにアカデミー賞10部門11ノミネートされた“衝撃の名作”として、映画史に刻み込まれている。
そんな『カラーパープル』のリメイクが実現。ミュージカル映画『カラーパープル』では、父に虐待され10代にして望まぬ結婚をさせられた主人公セリーが、最愛の妹と生き別れ不遇な日々を送る中でも、不屈の精神で人生を変えていく姿を描いている。
スピルバーグをはじめ、オリジナル版で映画初出演にしてアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたオプラ・ウィンフリー、またマイケル・ジャクソンなどをプロデュースし、オリジナル版でアカデミー賞作曲賞と歌曲賞にノミネートされたクインシー・ジョーンズらが製作総指揮を担当。彼らのもと、スピルバーグが抜擢したブリッツ・バザウレが監督を務め、新作ミュージカルとして現代に蘇る。
バザウレは、原作、オリジナル版、ブロードウェイ版と輝かしい歴史を重ねてきた作品をリスペクトし、新たな作品への挑戦に重責を感じたという。そんな彼に対して、スピルバーグは「彼以上の適任はいない」と語る。豪華製作陣が贈る、観る者の心を奮い立たせる力強い物語は必見だ。
主人公・セリー…ファンテイジア・バリーノ
優しい母を亡くし横暴な父の言いなりに。父の決めた相手と結婚し、自由のない生活を送る。さらに、最愛の妹とっも生き別れてしまう。しかし、自由で型破りな女性たちと出会ったことでしがらみを解き放ち、自ら未来を切り開いていく。
ネティ(若き日の姿)…ハリー・ベイリー
セリーの心の拠り所である妹。
シュグ…タラジ・P・ヘンソン
セリーの運命を変える女性。自由奔放で天真爛漫な性格の歌手。劇中にはゴージャスなドレスに羽のヘッドドレスをまとい、酒場で歌を披露する場面も。
ソフィア…ダニエル・ブルックス
セリーの心を動かすキーパーソン。自らを軽視する男性にも怯むことなく立ち向かう強い女性。高圧的な男に対して、啖呵を切る姿も見ることができる。
ミスター…コールマン・ドミンゴ
セリーの夫。