ホラー映画『ファミリー・ディナー』が、2023年12月8日(金)より公開される。
ホラー映画『ファミリー・ディナー』は、イエス・キリストの復活祭であるイースターの直前、体型にコンプレックスを持つ10代の少女シミーを主軸に展開される物語。減量の手助けをしてもらうために、著名な料理研究家の叔母クラウディアの元を訪ねるが、そこに待っていたのは悪夢のような体験だった。
映画『ファミリー・ディナー』では、家庭内の目に見えない暴力性、ルッキズム、食と祝祭における宗教観の変化といった題材が、静謐かつスリリングに描かれている。
劇中には美しい料理が続々と登場するが、叔母による過激な食事指導、なぜか敵意を剝き出しにしてくる従兄弟など、シミーが身を寄せる叔母一家の不気味な存在感が色濃く表現されている。少女は祝祭でどのような恐ろしい悪夢と出会うのか、注目してみてほしい。
監督を務めるのは、オーストリアの名門ウィーン・フィルムアカデミー出身のペーター・ヘングル。今作が長編初監督作ながら、北米最大級の映画祭の1つ、ニューヨークのトライベッカ映画祭の正式上映作品に選出され、その後も世界各国の名だたるジャンル系映画祭で評価された。
ふくよかな体型に自信の持てない10代の少女シミーは、イースターの休暇を利用して、有名な料理研究家で栄養士の叔母クラウディアの元を訪ねる。シミーは叔母が健康的なダイエットの力になってくれると期待していたが、叔母の食事指導は思いのほか過激なものだった。さらには、不可解なほど敵意を剥き出しにしてシミーに嫌がらせを繰り返す従兄弟のフィリップ、そして得体のしれない叔母の新しい夫・シュテファンの存在がシミーの不安を掻き立てる。そして不気味な家族によるイースターの祝祭が1日また1日と近づくに連れ、美しい料理に彩られた食卓は徐々に悪夢へと変わってゆく。
【作品詳細】
映画『ファミリー・ディナー』
公開日:2023年12月8日(金)
監督・脚本:ペーター・ヘングル
製作:ローラ・バサラ
撮影監督:ガブリエル・クラヤネック
編集:ゼバスティアン・シュライナー
美術:ピア・ヤロス
衣装:マルレーネ・プレイル
音楽:ペーター・クーティン
出演:ピア・ヒアツェッガー、ニーナ・カトライン、ミヒャエル・ピンク、アレクサンダー・スラデック
字幕翻訳:吉川美奈子
配給:クロックワークス
原題:FAMILY DINNER