2014年5月14日(水)から11日間フランスで開催され、先日幕を閉じた第67回カンヌ国際映画祭。世界三大国際映画祭に数えられるカンヌ国際映画祭は、世界中から選りすぐられた最新の映画が上映されるだけでなく、俳優や映画監督、ミュージシャンなど多数のセレブリティが各国から集結。最新のドレスアップスタイルがキャッチできる、格好の場所でもある。
そんなカンヌ映画祭の最新ドレススタイルを、ファッションプレスではいち早くお届け。レッドカーペットに現われたセレブたちのコーディネートの中から、お気に入りのスタイルを見つけてみて。
ジェニファー・ローレンスは、眩しいほどディオール ( Dior ) のオールホワイトルック。彼女の若々しい魅力を引き立てるクロップド・トップスとスカートのセットアップで、『ハンガーゲーム』最新作のプレミアのフォトコールに登場した。
オープニングセレモニーのレッドカーペットに現れたニコール・キッドマン。映画祭のオープニング作品として上映された、『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』で主演をつとめ、注目を浴びた彼女。この日チョイスしたのはジョルジオ アルマーニ プリヴェ ( GIORGIO ARMANI PRIVÉ ) のライトブルーのドレス。ロングフレアのクリノリン・レースに、クリスタルとビーズをふんだんにあしらった、透き通るようなドレスは、繊細でリュクスな美しさを放つ。
2014年のアカデミー賞受賞者、ケイト・ブランシェットヴァレンティノ ( VALENTINO ) の2014年プレフォールコレクションのドレスをセレクト。彼女はこの日、最も輝いた若手俳優・女優を表彰する「ショパール・トロフィー賞授賞パーティ」でプレゼンターを務めた。透け感のある素材に、メタリックな刺繍、襟から袖までを覆う羽根の装飾。そんな個性的なドレスには、グリーンのバングルでワンポイントのカラーを差し込んで。
フランスのロックバンド・フェニックス(PHOENIX)のボーカル、トーマス・マーズは、審査委員をつとめる妻・ソフィア・コッポラとともに、ベルトラン・ボネロ監督作品『Saint Laurent』の公式上映に登場。トーマスはネイビーの細身のタキシードに、ホワイトシャツ、小振りなシルクのボウタイ。全身を映画にちなんサンローラン ( Saint Laurent ) でそろえ、品の良いシックなドレスアップスタイルに。そこに味のある個性的なブーツで、さりげないハズしを効かせた。一方のソフィア・コッポラは、ハリのある素材感のブラックドレスでコーディネート。夫と息の合った様子をみせた。
ジョルジオ アルマーニ ( Giorgio Armani ) と雑誌「Vanity Fair」が共催するパーティーに姿を見せた、女優のナオミ・ワッツ。着用しているゴージャスなドレスは、アルマーニ プリヴェ(ARMANI PRIVE)のものだ。花などの植物モチーフが、細やかなビジューと刺繍で表現されたゴージャスなドレスは、彼女の魅力をさらに華やかに。ゴールドのクラッチバッグや、重ねづけしたバングル、ピアスなどのアクセサリーをコーディネートし、とことんラグジュアリーに仕上げた。
コンペティション部門に出展された、トミー リー ジョーンズの監督映画『The Homesman 』に出演したヒラリー・スワンク。この日の彼女はボッテガ・ヴェネタ ( BOTTEGA VENETA ) 2014 Early Fallコレクションのロングスリーブドレスで姿を現した。ホワイト、ベージュといったシックなカラーに、ピンクカラーのウエストマーク風デザインが好アクセント。パイピングのハイヒールやナチュラルなヘアを合わせ、品の良さを漂わせて。
オルガ・キュリレンコは、ディオール ( Dior ) のアシンメトリーなデザインのブラックドレス。スカート部分のクレープがボディラインを柔らかに包み込み、洗練された雰囲気。オルガはラッセル・クロウ監督のデビュー作『The Water Diviner(原題)』に出演している。