展覧会「トランスボーダー:和歌山とアメリカをめぐる移民と美術」が、和歌山県立近代美術館にて、2023年9月30日(土)から11月30日(木)まで開催される。
和歌山県は、戦前から戦後にかけての海外移住者数が全国6位の「移民県」だ。明治時代以降、多くの県民がアメリカやカナダ、オーストラリア、ブラジルなどへ渡った歴史があり、その子孫は今もなお各地に暮らしている。
展覧会「トランスボーダー 和歌山とアメリカをめぐる移民と美術」では、和歌山県の移民の歴史と重ね合わせつつ、戦前にアメリカへと渡った美術家を紹介。その中心となるのが、アメリカ西海岸で美術を志した人々である。なかでもカリフォルニアでは、移民として渡米した人々が数多く暮らし、活発な芸術活動が展開されたのだ。
本展では、和歌山からアメリカに渡った芸術家のなかでも、現在の和歌山県有田川町出身の画家・上山鳥城男(うえやま ときお)を新たに紹介。《黒衣の肖像(上山夫人)》や《疎開者》、《鳥屋城山》など、上山の作品や資料に加えて、彼の周囲で繰り広げられた多様な芸術活動を紹介する。
第2回和歌山県人会世界大会記念特別事業「トランスボーダー:和歌山とアメリカをめぐる移民と美術」
会期:2023年9月30日(土)~11月30日(木)
会場:和歌山県立近代美術館 2階展示室
住所:和歌山県和歌山市吹上1-4-14
開館時間:9:30〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日(10月9日(月・祝)は開館)、10月10日(火)
観覧料:一般 800円(640円)、大学生 500円(400円)
※( )内は20名以上の団体料金
※高校生以下、65 歳以上、障害者、県内に在学中の外国人留学生は無料
※10月1日(日)は観覧無料
※第4土曜日(10月28日(土)、11月25日(土))は、「紀陽文化財団の日」につき大学生の観覧無料
※11月18日(土)・19日(日)は、「関西文化の日」につき観覧無料
※11月22日(水)は、「ふるさと誕生日」につき観覧無料
【問い合わせ先】
和歌山県立近代美術館
TEL:073-436-8690