展覧会「Yokoo in Wonderland ─ 横尾忠則の不思議の国」が、神戸の横尾忠則現代美術館にて、2023年9月16日(土)から12月24日(日)まで開催される。
「Yokoo in Wonderland ─ 横尾忠則の不思議の国」は、現実の延長にある「もうひとつの世界」に着目し、横尾忠則の作品を紹介する展覧会。ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』をふまえつつ、1970〜90年代を中心とした絵画や版画、ポスターなど約150点を3章構成で展示する。
第1章「不思議の国」では、地底や海中、宇宙を舞台にした横尾作品を紹介。少女が穴から飛び降りるかのような《脈絡》に始まり、《地球の果てまでつれてって》や《Red Wonderland》、《天使光線》など、さながら異世界に迷い込んだかのような作品を展示する。
第2章「鏡の国」では、鏡を用いた作品や、ミラーイメージを取り入れた作品に着目。《Art is not Produced by Suffering》や《Are You Ready for Fresh Air? (Vitar)》など、1980年代後半の作品を中心とする展示作品には、鏡の破片や鏡文字が多用され、現実と虚構が入り乱れる狂気の世界が展開されている。
第3章「夢の国」では、横尾の作品世界の源泉でもある夢に着目。アリスの「不思議の国」での冒険は、夢のなかでの出来事であった。横尾もまた、不思議な夢を数多く見ており、半世紀以上にわたって夢日記をつけている。会場では、横尾が見た夢をもとに描いた《夢枕》全43点を一堂に公開する。
展覧会「Yokoo in Wonderland ─ 横尾忠則の不思議の国」
会期:2023年9月16日(土)〜12月24日(日)
会場:横尾忠則現代美術館
住所:兵庫県神戸市灘区原田通3-8-30
開館時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜日(9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開館)、9月19日(火)、10月10日(火)
観覧料:一般 700円(550円)、大学生 550円(400円)、70歳以上 350円(250円)、高校生以下 無料
※( )内は20名以上の団体割引料金
※障がい者は各観覧料金(ただし、70歳以上は一般料金)の75%割引、介護者1名は無料
【問い合わせ先】
横尾忠則現代美術館
TEL:078-855-5607(総合案内)