没入体験型ミュージアム「イマーシブミュージアムトウキョウ2023“ポスト印象派”POST-IMPRESSIONISM(Immersive Museum Tokyo)」が、東京・日本橋三井ホールにて、2023年7月7日(金)から10月29日(日)まで開催される。
2022年に東京、2023年4月より福岡、2023年6月より大阪でも開催された「イマーシブミュージアム」は、“没入感”をキーワードとする新たなアート体験プログラム。特別な音響効果と、壁面・床全てに投映される映像を組み合わせ、広大な屋内空間の中に“名画の世界”を再現することで、一瞬で絵画の中に入り込めるような空間を創出する。
今回は、過去開催時の“印象派”IMPRESSIONISMからテーマを変え、“ポスト印象派”POST-IMPRESSIONISMに。会場では、フィンセント・ファン・ゴッホやポール・ゴーガン、ポール・セザンヌ、ジョルジュ・スーラなど、“ポスト印象派”を代表する画家たちの作品を投影。19世紀後半に絵画の世界に革命を起こした印象派の影響を受けつつも、印象派絵画を独自のスタイルで発展させた画家たちに焦点を当てる。
元の絵画作品を単純に映像化するだけでなく、作品世界により深く入り込むための独自要素を加えているのも「イマーシブミュージアム」のポイント。
ゴッホの《星月夜》では、ゴッホが見たダイナミックに揺れ動く天体を、ゴーガンの《説教あとの幻影》では、色鮮やかな南国の情景を、スーラの《グランド・ジャット島の日曜日の午後》では、繊細な光の粒子が舞う空間を、最新テクノロジーを用いて現代風に解釈し、新たな映像による世界観を構築した。
また、開催を記念してSOMPO美術館とのセットチケットも販売。セットチケットを購入すると、期間ごとに鑑賞できる展覧会が変わり、「生誕100年 山下清展ー百年目の大回想」もしくは「ゴッホと静物画-伝統から革新へ-」のどちらかの展覧会を楽しむことができる。
【詳細】
イマーシブミュージアムトウキョウ2023
開催期間:2023年7月7日(金)~10月29日(日)
会場:日本橋三井ホール
住所:東京都中央区室町2-2-1 コレド室町1 5F
料金:大人 2,500円、大学生・専門学生 1,800円、高校生・中学生 1,500円、小学生以下 無料
※障がい者割引 1,200円。付添者1名まで同料金。要証明書
■イマーシブミュージアム&山下清展セットチケット
料金:大人 3,500円、大学生・専門学生 2,500円
※高校生以下のセットチケット販売はなし
対象の展覧会:「生誕100年 山下清展ー百年目の大回想」(会期:2023年6月24日(土)~2023年9月10日(日))
※山下清展では、常設展示としてゴッホ「ひまわり」連作より一作品を展示
※「ゴッホと静物画ー伝統から革新へー」(会期:2023年10月17日(火)~2024年1月21日(日))とイマーシブミュージアムの特別セットチケットは9月1日(金)より販売
※イマーシブミュージアム本編で使用しているゴッホ《ひまわり》は、ロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵作品。山下清展に展示されているゴッホ《ひまわり》とは別作品