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長野県立美術館「新収蔵品展」辰野登恵子や戸谷成雄など、戦後美術を中心に紹介

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長野県立美術館では、NAMコレクション2023「新収蔵品展」を、2023年4月22日(土)から6月18日(日)まで開催する。

戦後美術を中心に新収蔵品を紹介

辰野登恵子 《WORK 82-P-35》 1982年
辰野登恵子 《WORK 82-P-35》 1982年

長野県ゆかりの作家や文化にまつわる作品を収集してきた長野県立美術館。「新収蔵品展」では、戦後美術を中心に、辰野登恵子や戸谷成雄、小松美羽など、新たにコレクションに加わった作品13点を紹介する。

辰野登恵子 《UNTITLED 91-20》 1991年
辰野登恵子 《UNTITLED 91-20》 1991年

辰野登恵子(たつの とえこ)は、1950年長野県岡谷市に生まれた画家だ。70年代にグリッドやストライプをモチーフとする版画で注目を集め、80年代以降には豊かな色彩と有機的なフォルムによる抽象画を展開した。本展で展示される1982年の《WORK 82-P-35》では、花柄の模様や菱形のパターンによって複雑な絵画空間が生みだされる一方、1991年の《UNTITLED 91-20》では、幾何学的な形を用いた画面構成がなされている。

戸谷成雄 《射影体》 2004年 撮影:山本糾
戸谷成雄 《射影体》 2004年 撮影:山本糾

また、戸谷成雄(とや しげお)は、1947年長野県の小川村に生まれた、日本を代表する彫刻家。チェーンソーで木材を刻む木彫作品を中心に、もの派以後の「彫刻」の概念を再構築する創作を手がけてきた。新たに収蔵された《射影体》は、戸谷の彫刻に対する思考が反映された作品であり、技術面における円熟を示すものとなっている。

小松美羽 《灯し続け、歩き続け》 2016年
小松美羽 《灯し続け、歩き続け》 2016年

さらに、小松美羽(こまつ みわ)は、1984年長野県坂城町に生まれ、近年は東京と信州を拠点にアジア各国で活動を行っている現代美術家だ。はじめ銅板画作品を手がけていた小松は、2012年頃よりアクリル絵具や墨などを用いた大型絵画の制作を開始。2016年の《灯し続け、歩き続け》は、銅版画の緻密な線による表現を絵画へと転換した、この時期の代表作だといえる。

展覧会概要

NAMコレクション2023「新収蔵品展」
会期:2023年4月22日(土)〜6月18日(日)
会場:長野県立美術館 1F 展示室1
住所:長野市箱清水1-4-4
開館時間:9:00〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:水曜日(5月3日(水・祝)は開館)
観覧料:一般 700円、大学生・75歳以上 500円、高校生以下・18歳未満 無料
※本館・東山魁夷館共通料金

【問い合わせ先】
TEL:050-5542-8600(ハローダイヤル)

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長野県立美術館「新収蔵品展」辰野登恵子や戸谷成雄など、戦後美術を中心に紹介|写真1 長野県立美術館「新収蔵品展」辰野登恵子や戸谷成雄など、戦後美術を中心に紹介|写真2 長野県立美術館「新収蔵品展」辰野登恵子や戸谷成雄など、戦後美術を中心に紹介|写真3 長野県立美術館「新収蔵品展」辰野登恵子や戸谷成雄など、戦後美術を中心に紹介|写真4

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