ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)の2023年秋冬ウィメンズコレクションが発表された。
ドルチェ&ガッバーナが今シーズンのテーマに掲げたのは、「センシュアル」。セクシーとはまた異なる、自発的でより自然な“女性らしさ”を表現するコレクションを完成させた。
今季のテーマを象徴するのは、ボディに寄り添うようなフォルムのドレス。繊細なレースやチュール、シフォンなど肌が透ける素材を使用したり、ジュエリー代わりとなるランジェリーを組みあわせたりして、官能的なムードを加速させていく。
一方、テーラードジャケットやコートは、官能性が守られているかのようにみえる。肩幅をもたせたマスキュリンなコートから、スリムなショルダーのコート、50年代風のクラシカルなコートまで様々なアイテムが登場し、ほとんどがロング丈で提案されている。
ラグジュアリーなムードを演出する装飾にも目を奪われる。ハイネックのドレスには、全面に煌びやかなスパンコールを、キャミソールワンピースには輝くストーンを配した。また、ふわふわとした真っ白なファーをたっぷりとあしらったロングコートや真っ赤なフェザーで仕立てられたコートなども展開される。
カラーパレットの中心となるのは、ブラック。そこに明るさをもたらすホワイトや、メタリックなゴールドとシルバー、情熱的なレッドなどが差し込まれ、ルックに艶やかな彩りを加えている。
©DOLCE&GABBANA