バーバリー(BURBERRY)の2023-24年秋冬コレクションが発表された。
今季は、2022年10月にバーバリーのクリエイティブ・ディレクターに就任したダニエル・リーが手掛ける初のコレクション。ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)のクリエイティブ・ディレクターを務めていたことでも知られるダニエル・リーは、バーバリーが誇る英国のヘリテージとアウトドアの要素を現代的に再解釈し、コレクションに新たな風をもたらした。
ファーストルックを飾るのは、バーバリーを代表するトレンチコート。ゆったりとしたシルエットに、襟にはボリューム感のあるグリーンカラーのフェイクファーをあしらって、上品なアクセントを加えた。
秋冬ならではの温かなアイテムも散見された。ファーをたっぷりとあしらったコートや身体をすっぽりと覆うようなブランケットコート、ブリティッシュな雰囲気のアーガイルセーター、すっきりとしたシルエットのタートルネックセーターなどが、秋冬のムードを盛り上げている。
ブランドのシグネチャーであるチェック柄は、イエローやブルー、パープル、レッド、グリーンなど鮮やかなカラーでお目見え。コートやジャケット、ニット、パンツ、スカートなど様々なアイテムに落とし込まれ、コレクションに彩りを添えた。
チェック柄に加えて、ユーモアあふれるモチーフもラインナップする。鮮やかなブルーで再解釈されたブランドのエンブレム「馬上の騎士(EKD)」をあしらったドレスが登場するほか、華やかなイングリッシュローズを全面に描いたコートやドレス、鴨のモチーフを大胆にあしらった存在感のあるワンピースなど、楽し気なピースが見る者の視線を奪う。
ルックに刺激的なアクセントを加えるバッグにも注目だ。バーバリーが得意とするアウトドアの美学を反映し、丈夫な素材で仕上げたサドルバッグや、「b」のモチーフを留め具に採用したサッチェルバッグなどが、コレクションを引き立てていた。