宮川朝市は、新鮮な野菜、果物、フード・カフェ、民芸品など飛騨のものが集結する朝市。飛騨高山に位置する。
寒暖差が激しく高冷地の飛騨高山では、旨味がギュッと濃縮された野菜がたくさん育つ。採れたての新鮮な野菜は朝市の主役のひとつだ。街のスーパーマーケットではなかなか見かけることのない、ありのままの野菜の姿を見ることもできる。
また、人情あふれるあたたかいふれあいも宮川朝市ならでは。会話の中で、調理方法や食べ方を教わることもできる。
宮川朝市は、江戸時代、高山別院前で「桑市」と呼ばれる養蚕の市が行われたことがはじまり。明治30年代に入ると、朝市や夜市が賑わいを見せ始め、その後第二次世界大戦などで低迷期を迎えるも、戦後に闇市が誕生した後、安川通りでの朝市が大繁盛。その後、安川通りから現在の宮川の河川敷へと移った。