96年にブランドをスタート。
ヌード:マサヒコマルヤマ(nude:masahiko maruyama)は、日本のファッションブランド。デザイナーは丸山昌彦(Masahiko Maruyama)が務める。
"nude:"のブランドように過剰なデザイン/加工ではなく、シンプルなデザインとシルエットに独特の風合いの素材使い、ブラックを基調とした手染めなどでオリジナリティを追求。モード感のあるリラックスしたレイヤードを特徴とする大人のカジュアル・スタイルが注目を集めている。海外バイヤーから期待されているブランドの1つ。
レディースは過剰な装飾を排除したメンズライクな要素を取り入れたデザインでユニセックスにも対応。メンズはレディースの要素も取り入れながら構築的過ぎないソフトなイメージと強いイメージをミックス。
■歴史
1968年、兵庫県に生まれる。
1989年、専門学校 VANTAN DESIGN INSTITUTE 卒業。
1989年、ナイガイアパレル株式会社にてデザイナーアシスタント。
1991年、株式会社スーパーラヴァーズにてレディースのデザイン/パタンナーを担当。
1996年、「ヌード:マサヒコマルヤマ(nude:masahiko maruyama)」設立。同年レディースウェアのコレクションをスタート。
2002年、2002年秋冬、メンズラインをスタート。
2007年、パリのサロン"Rendez-Vous FEMME" 2008SS展示会でレディース海外初出展
2008年、パリのサロン"TRANOI HOMME" 2008-2009AW展示会にてメンズ海外初出展
2010年、株式会社NUDE 設立
■ラインについて
DISTORTION3
春夏シーズンのみ展開しているPR-yと滋賀県のやまなみ工房とのコラボレーションライン。やまなみ工房のアーティスト作品を元にプリント生地を作成し、洋服としてデザインしたラインとなっている。
・PR-yについて
1940年代にフランスの芸術家ジャン・デュビュッフェが提唱した「Art Brut/アール・ブリュット」という概念がある。和訳すると「加工されていない、生のままの芸術」。アカデミックな美術教育を受けていない(あるいは制度的な教育に毒されていない)人たちの手によって、生命の根源から衝動のままつくり出される創造物のことを指す。日本では、精神疾患や知的障害を持つ人たちの作品がそれに該当することが多いため、「アール・ブリュット = 障害者のアート」と認知される傾向があるが、ヨーロッパでは芸術におけるひとつのジャンルとして確立されているだけでなく、医療や福祉、教育など様々な分野から注目を集めている。「PR-y」は知的障害者施設などで生み出された優れた作品を発掘し、海外の研究機関などと連携して、日本のアールブリュットの魅力を国内だけでなく世界に向けて発信している。
・やまなみ工房について
やまなみ工房は、その人の興味や感心のある活動を中心に行い、個性や感性が活かされ、一人一人の生きがいや充実感を一層深められるよう様々な活動に取り組んでいる。
それぞれのアトリエでは、日々作業的に創作に取り組むのではなく、散歩をしたり、ドライブしたり、スポーツしたり、歌ったり・・・いろいろな体験をする中で、個々のペース、意欲に合わせ過ごしている。創りたい、描きたい、伝えたいといった気持ちを引き出し、安心して自分が出せる流れや空間を一人ひとりに合わせ創り出すことを意識し、それぞれの「何
がしたいのか、どう過ごしたいのか」や、互いの人間関係を大切にしている。