1938年、「ペルソール」の前身となる会社が創業。
ペルソール(Persol)はイタリアのアイウェア、サングラスブランド。
ブランド名はイタリア語で「太陽のため」で、「太陽光線を防ぐ」という想いが込められる。アメリカのレイバンに対して、イタリアのペルソールと言われるほどの地位を得ている。
ペルソールは世界で初めてサングラスに強化ガラスやUVカットレンズを採用。その他、技術面では、テンプル(フレームを耳にかける部分)の途中に、柔軟性の高い樹脂を挟み込むことで、顔や頭の形に合わせて曲がる、フレキシブル・テンプルという技術を開発し、特許も取得している。
その技術力に加え、機能性、デザイン性に富み、カジュアルからスーツまで幅広く合うサングラスとして知られ、さまざまな映画で着用されている。
映画「「華麗なる賭け」でスティーブ・マックィーンが、ペルソールのサングラスを使用し話題となる。マックィーンはプライベートでも愛用していたという。その他、映画「カクテル」のトムクルーズ、「007」シリーズ、「ターミネーター2」などで使用された。
ペルソールは、1938年にスタートした・写真家でアイウェアの技術開発に名の通った技術者でもあった、ジュゼッペ・ラッティが、イタリアのトリノで創業した。ジュゼッペ・ラッティは、ペルソールの創業以前の、1917年に、ラッティ・オプティカル・インダストリーズ・ソサエティ(Ratti Optical Industries Society)社を設立し、空軍やレーサーのゴーグルなどを製造していた。その後、38年、改名して、ブランド、ペルソールを設立する。
特に2006年、映画「007 カジノロワイヤル」でダニエル・クレイグ演じるジェームズボンドのスタイルが、ブリオーニのスーツ、ジョンロブの靴、ペルソールのアイウェアで、セクシーな着こなしが話題になる。ちなみにダニエル・クレイグは男性ファッション誌「GQ」にてベストドレッサーに選出された。