ティモシー エベレストが、91年に自身の名を冠したブランドを設立。
ティモシー エベレストはイギリスの高級紳士服ブランドで、サヴィル・ロウの伝統的な職人技術を受け継ぎながら、その枠にはまった堅さのない、コンテンポラリーなビスポークのスーツが特徴。「Playing with colours(色で遊ぶ)」とテーマを上げるほど鮮やかに色を使用し、それに加えスリムなシルエットを提案して、オズワルド ボーテングなどと共に革命的なテーラーと呼ばれた。
ティモシー エベレスト(Timothy Everest)は、1962年イギリスのサウサンプトン生まれ。 ローリングストーンズの服を仕立てるサビルローのトミー ナッターでキャリアをスタートし、テーラードを学ぶ。
89年からオーダーメイド(ビスポーク)の注文を受け始め、91年に自身の名を冠したブランド「ティモシー エベレスト」を設立。1999年プレタポルテのラインを発表。その後、2000年から2003年まで、DAKSのクリエイティヴ・ディレクターを努める。その際、老舗ブランドを伝統を継承しつつ、より若者向けにアレンジし、ディフュージョンラインの「ロンドンE1」を立ち上げた。その他、マークス&スペンサーのコンサルタントも担当。
2004年、リーバイスとロンドンのデザイングループ「Oki-Ni」とコラボレーションでテイラードのデニムのスーツをデザイン。その他、4シーズンに渡って、キム ジョーンズにテーラードコレクションを提供した。
映画「ミッションインポッシブル」、「アイズ・ワイド・シャット」等の衣装(スーツ)のデザインを手掛け、トムクルーズがアカデミー賞でティモシー エベレストのスーツを着用するなどトムクルーズが着用するシーンがよく見かけられる。その他、サッカー選手のデヴィット・ベッカムなどから注文が入る。
2007S/Sより、レディースウェアのプレタポルテラインもスタート。2007年にはアルマーニから引き継ぐ形で、マークス&スペンサーがサッカー・イングランド代表チームの公式スーツをデザイン。これはティモシー エベレストがデザインした。