1870年、ウィリアム・ペンハリガンによってイギリスに創業。
ペンハリガン(PENHALIGON'S)は、1870年にウィリアム・ペンハリガンによって創られたイギリスのフレグランスハウス。1軒の理髪店から始まったペンハリガンはトータルグルーマーとしての実績が評価され、後に「英国王室御用達の理髪師兼香水商」の称号を与えられる。
ペンハリガン創設者のウィリアム・ペンハリガンは、1860年代後半に故郷のコーンウォールからロンドンに向かい、ペンハリガンのルーツとなる理髪店をジャーミン・ストリートに開業。
1872年にはペンハリガンの初めての香り「ハマン ブーケ」を発表。この香りは、当時、店舗と同じ通りにあったターキッシュバスのスチームと硫黄の香りにインスパイアされたもの。以来、創業当時からのクリエイティブで画期的な香水づくりを続ける。フレグランスをはじめとするアイテムは、今なおすべて英国で製造。
ギリシャ神話の月の女神へのオマージュを捧げるフローラル調の「ルナ オードトワレ」や、イギリスならではのウィットを、ユーモアあふれる英国貴族の人間模様の描写と香りで表現したフレグランスコレクション「ポートレート」コレクションなどをはじめ、ウィメンズ・メンズの香水を展開。
ペンハリガンのフレグランスは、上質な天然香料と調香の先端技術によって生み出される。ベースノートに重厚な香料を使用することで、香りがしっかりと持続するのが特徴。香りの濃度によって、コロン、オードトワレ、オードパルファムに分類される他、香調によってシトラス、アロマティック、シプレ、フゼア、フローラル、ウッディ、オリエンタルと、7つのラインナップに分類される。
また、現在はエディンバラ公(1956年授与)とウェールズ公(1988年授与)2つのロイヤルワラントを保持している。