ジェイ・サバティーノ(Jay Sabatino)の監修で2012-13年秋冬シーズンにスタート。現在ブランド活動を休止している可能性が高い。
ブロックトン ジムネイジアムは、ワークアウトウェアのブランド。
ブランド名は1952年にマサチューセッツ州のブロックトンで設立された架空のジムの名前。そこでワークアウトをするタフな男たちが着ていたであろうウェアを再現している。老舗アンダーニットウェアメーカーのヘルスニット社のクオリティに、デザイナーのサバティーノのエッセンスがミックスされたTシャツ、スウェットなどがメインアイテム。
サバティーノのワークアウトのスタイルは、ヴィンテージTシャツにスウェットパーカを羽織るオールドスタイルだった。ハイテクウェア一辺倒な現在のジムの中で、1980年以前の天然素材しかなかった時代のウェアを着たい、ジムのスタイルのまま街に出てもスタイルになる、単なるトレーニングウェアだけでないスタイルを持ったワークアウトウェアをつくりたい、という想いから「ブロックトン ジムネイジアム」のプロジェクトがスタートした。
数十年後にヴィンテージになりうる"本物"をつくりたいと考えたとき、ヴィンテージコレクターのサバティーノお気に入りブランドであるヘルスニット社に生産を依頼。そして了承してもらうことができ、ブランドが誕生した。
サバティーノはニューヨーク生まれ。1990年代初めに友人が経営するスケートボード会社のグラフィックデザインを担当したことから活動をスタートした。ヴィンテージバイヤー、ビジュアルディスプレイアーティスト、デザイナーなど様々な顔を持つ。
A.P.C.、ディーゼル、バーニーズ ニューヨーク、無印良品(MUJI)、バナナ・リパブリック、セレクトショップのレーン クロフォードなどのディスプレイを手がけ、2000年代からは活動を拠点を日本に移し、自信のブランド「J.SABATINO」をスタート。2010年からはニューヨークでもコレクションを発表している。
豊富なヴィンテージコレクションと現在の彼の感覚をミックスさせたスタイルは多くのファンを持ち、常に注目を浴び続けている。