1868年イギリスはロンドンで「フォックス・アンブレラ(FOX UMBRELLAS)」をスタート。
フォックス・アンブレラ(FOX UMBRELLAS)はイギリスの老舗傘ブランド。
1868年イギリス・ロンドンに一号店をオープンしたことからブランドをスタート。
その後トーマス・フォックスはギャンブル好きな性格もあり、借金を抱えたため、サミュエル・ディクソン(Samuel Dixon)にビジネスの権利を委譲。
1880年代には、サミュエル・フォックス(Samuel Fox)によって発明されたスチーフフレームの傘が生産されるようになる。それまでの傘はクジラの骨をフレームとしていた。(なおトーマス・フォックスとサミュエル・フォックスは全くの他人。)
サミュエル・フォックスはそれから数年間、傘のフレームを改良し続け、さらに1913年頃には息子のウィリアム・フォックス(William Fox)も事業に参加。
ハンドメイドで作られる傘は、原料の高騰や海外製品の影響を受けるが、自社製品に改良を加え、第一次世界大戦時にはビジネスを拡張する。1930年代にはアメリカや日本などの海外への輸出もスタート。
第二次世界大戦中に新しく登場した素材であるナイロンの特性に注目し、シルクに代わるものとしてすぐに採用する。またこの時期には新しい製法も導入するが、ハンドメイドの伝統は守られる。
現在では世界中の高級デパートやセレクトショップで取り扱われ、イギリスと日本では王室御用達の傘ブランドとして知られる。その他、映画やテレビに舞台などの衣装道具として傘を提供。