デザイナーであるキャサリン・マランドリーノ(Catherine Malandrino)が1998年に設立。現在ブランド活動を休止している可能性が高い。
パリのスタイルにロマンティックなプロヴァンスの雰囲気とニューヨークのエネルギーを取り入れた、フランス人デザイナーによるニューヨークのファッションブランド。
デザイナーのキャサリン・マランドリーノはフランス・アルプスのGrenobleに生まれ。子どもの頃から世界的ラグジュアリーファッションデザイナーになることを志し、ドレスのデザイン画を描いていた。
パリのエスモードを卒業後、パリで働き始め、Dorothée Bis、Louis Féraud、エマニュエル ウンガロなど、1990年代のフランスファッションを代表するブランドで経験を積んだ。
1997年、‘Et Vous’で後に夫となるBernard Aidanと知り合った。その後彼がビジネスパートナーとなり、ニューヨークへ拠点を移した。
ダイアン フォン ファステンバーグのコレクション復活に携わった後、自身のレーベルCatherine Malandrino CollectionとCatherine Malandrino Limited Editionをスタート。すぐに名声を得、キャサリンはフランスの雑誌に、’自由の女神以降最も撮影されたフランス女性'と称された。
パリのロマンスとエレガンスにマンハッタンのエネルギーをミックスした、フランスクチュールとアメリカンカジュアルを融合したスタイルが人気となり、ニューヨークのフランス人デザイナーとして世界的に知られるようになった。
彼女は、「私は都会的でフェミニンなワードローブにやわらかさと洗練を加え、女性が個性やキャラクターを表現できるような服を作りたい」と語っている。ブランドならではの職人技、カラーパレット、革新的な立体裁断の技術でタイムレスなフェミニティと生きる喜びを表現。若々しい感覚の、シック、フェミニン、印象的なシルエットがブランドの象徴である。
2001年には アメリカへの愛をこもったアイコニックな “Flag”コレクションを発表。流れるようなドレス、ゆったりしたTシャツ、すべてが星とストライプの星条旗柄で彩られ、彼女のアメリカンドリームを表現した。このコレクションは話題となり、マドンナも着用した。また、ニューヨークのシンボルでもある、ハーレムのアポロシアターで“Hallelujah” コレクションを発表。
2002年, アメリカの人気TVドラマ「セックス&ザ シティ」でソーホーのブティックが取り上げられ、行列ができる騒ぎとなった。
2005年、ラグジュアリーなドレス、ファー、アクセサリーを展開するハイエンドライン'Malandrino'をスタート、ランウェイショーで発表している。
セレブにもファンが多く、マドンナ、メアリー J ブライジ、サラ・ジェシカ・パーカー、リアーナ、エリザベス・ハーレーなどが愛用している。