1972年、ワイズ設立。77年、「ワイズ(Y's)」にて東京コレクションにデビュー。
ワイズ(Y's)は山本耀司が設立したファッションブランド。ウィメンズウェア及び、アクセサリーなどを展開している。
ワイズが提案するのは、機能的で品位ある日常着。普遍的な価値観とユニークなパターンメイキングによって、独自の佇まいを構築する。カッティングとシルエットにこだわりながら素材の風合いを生かし、着ることによって生まれる人の体と服の間にある空気感、分量感、バランスを大切に服作りを行う。山本耀司がワイズのデザインを離れてからは、アトリエチームがデザインを担っている。
山本耀司の世界観は継承しつつも、ハイエンドなヨウジヤマモトよりも、より幅広い層を対象にしている。パートナーブランドとして、パジャマやホームウェア、ベッドウェアなどインテリアをメインとするワイズフォーリビング(Y's for living)も展開している。
尚、1979年よりスタートした「ワイズフォーメン(Y’s for men)」は山本耀司が初めて手掛けたメンズ・ブランド。「Y’sを着ている女性の隣にいる男性が似合う服」というコンセプトのもと、山本耀司本人のワードローブにあるデザインが反映されたコレクションを展開していたが、2010年春夏シーズンからブランドを休止。2023年秋冬より、新メンズラインとして13年ぶりに再びローンチを遂げる。
1972年、ワイズ設立。
1977年、「ワイズ(Y's)」にて東京コレクションにデビュー。
1979年、Y'sのメンズラインとしてワイズ フォー メン(Y’s for men)スタート。
2008年4月には北京にてワイズ(Y's)のショーを発表。
2010年春夏シーズンから、ワイズフォーメン(Y's for men)休止。
2013年、自分独自の価値観とソフィスティケートされたセンスを持つ、キャリア女性に向けたスーツのライン「ワイズ・エクスクルーシブ(Y’s Exclusive)」を発表した。
2014年春夏プレコレクションより、新ライン「リスマット バイ ワイズ(RISMAT by Y’s)」がスタート。ワイズのDNAを継承したデザインチームが手がけている。ブランドの哲学でもある「引き算」をベースに、素材、着心地にこだわりミニマルなデザインのアイテムを提案している。
2014年春夏シーズン、Y'sのDNAを継承したデザインチームが手がけるライン・ワイズ ピンク レーベル(現・ワイズ ピンク)が初の単独限定ストアを開催。同タイミングで、スケーターファッションからインスピレーションを得たY'sのライン「ジプシー(Gipsy)」も初登場。
2014-15年秋冬コレクションより、新しいドレスライン「ミチコ バイ ワイズ(MICHIKO by Y’s)」がデビュー。ニューライン3つ目となる「ミチコ バイ ワイズ」では、相反する素材や形をミックスさせることで、エレガントさを纏ったリアルクローズを提案する。
2014-15年秋冬コレクションは、9年ぶりにショーを東京で開催。イタリアのテキスタイルメーカー・アルカンターラとコラボレーション。
2014-15年秋冬コレクションより、シューズを中心としたアクセサリーライン「カヨ ナカムラ バイ ワイズ(KAYO NAKAMURA by Y’s)」がデビュー。
2018年、フルラインが揃うY's世界初の旗艦店「Y's 表参道」がオープン。
2018年、ワイズフォーメン(Y’s for men)以来のメンズ・ジェンダーレスライン「ワイズ バングオン!(Y’s BANG ON!)」が誕生。
2019年、ワイズ ピンク初の単独店舗が西武渋谷店にオープン。
2019-20年秋冬コレクションにおいて、アルカンターラと2度目のコラボレーション。表参道ヒルズにてランウェイショー開催。
2020年プレフォールコレクションより、初のアイウェアコレクションがデビュー。
2022年、ワイズフォーリビングから新ファッションブランド「T.F.T.R.」(Two for the road/トゥーフォーザロード)がローンチ。ブランド名は、日本のファッションを世界に広め共に歩んできた林五一と山本耀司の果てない旅路を意味する。「混沌とする現代社会秩序を強化する動きに警戒心をもち、秩序からズレるものを認めるジェンダーレス、ボーダーレス、タイムレス、全ての境界線が存在しないブランド」をコンセプトに、“混沌とした時代を楽しむ”ユニセックスウェアをオンラインのみで販売する。
2023年1月、ワイズのメンズライン・ワイズフォーメン(Y’s for men)がヨウジヤマモト プールオム 2023-24年秋冬コレクションのランウェイにて、13年ぶりに新作ウェアを発表。2023年秋冬シーズンより、新メンズラインとして展開をスタートする。
ワイズ創設者である、デザイナーの山本耀司は、1943年、東京生れ。慶応義塾大学法学部、文化服装学院卒業。69年「装苑賞」「遠藤賞」を受賞。72年、ワイズ設立。1977年、「ワイズ(Y's)」にて東京コレクションにデビュー。2002年、アディダスとの共同ブランド「Y-3(ワイスリー)」のクリエイティブディレクターに就任。2008年には中国、北京にてワイズのショーを発表。2011年、同年、フランスで芸術文化勲章の最高位であるコマンデュール賞を賞与される。