2005AWよりにジャン・バティスタ・ヴァリが自身の名を冠したブランドをスタート。またアイスバーグのクリエイティブディレクターを手がける。元「エマニュエル ウンガロ」のアーティスティック・ディレクター。
ジャンバティスタ ヴァリ(ジャンバティスタ・バリ,Giambattista Valli)は1966年、ローマ生まれ。80年ローマの美術学校に入学。コクトーのデッサン、ルネ・グリュオがクリスチャン ディオールのために描いたイラスト、イヴ・サンローランの水彩画にインスピレーションを受ける。
86年、ローマのヨーロピアン・デザイン・インスティテュートでファッションを学び、セントマーチンズでイラストレーションの単位を取得。
ロベルト・カプッチ、フェンディ(「フェンディッシメ」ラインのシニアディレクター)、「クリッツア」でキャリアを積む。95年、知人の紹介でエマニュエル ウンガロに出会ったことがきっかけで、ウンガロに入り、2年間ヘッドデザイナーを経験。その後、アーティスティック・ディレクター、2002S/Sにクリエイティブ・ディレクターへと昇進した。ウンガロのトレードマークのひだ飾り、大胆な配色、シフォンドレス、グラフィカルなプリントに、ヴァリの若さ、エネルギーを融合させていく。
ウンガロで2005年まで働き、2005A/Wシーズンより自身のブランド「GiAMBATTiSTA VALLi(ジャンバティスタ ヴァリ)」をスタート。さらに同時期にアイスバーグのクリエイティブ・ディレクターに就任。
2007年、ジャンバティスタ・ヴァリは携帯メーカーのノキア社とコラボでファッション携帯シリーズ「L'Amour Collection」の携帯電話「Nokia 7373」に、特別バージョン「Nokia 7373 スペシャルエディション」を発表して話題となる。
2008年、モンクレールの高級ラインであるガム ルージュのクリエイティヴ・ディレクターに就任。
2011年6月、パリのオートクチュールコレクションで招待メンバーとしてショーを開催、同年12月にパリオートクチュールの12人目の正式メンバーとなった。