2000年、ホセ エンリケ オナ セルファが自らの会社「JE Ona Selfa」を設立。ロエベのクリエイティヴ・ディレクターを手がけた経験もある。
ホセ エンリケ オナ セルファ(Jose Enrique Ona Selfa)は1975年、ベルギーのブリュッセル生まれ。両親はスペイン人で南スペインのアンダルシア出身。ベルギー国立ラ・カンブル視覚芸術高等専門学校(Ecole Nationale Supieure des Arts Visuels de la Cambre in Brussels)でファッションを学ぶ。在学中に同校を中退したオリヴィエ ティスケンスを助け、パターンカッターやニットウェアデザイナーとして経験を積む。99年に同校を主席で卒業。
2000年、自らの会社「JE Ona Selfa」を設立。秋冬もののショーを開いてこれが評価される。
2002年年秋冬よりロエベのクリエイティヴ・ディレクターを務める。ロエベの過去のデザインはカール ラガーフェルド、ジョルジオ・アルマーニがかかわったこともあるとされているが、この時期ロエベはプレタポルテに力を入れておらず不明瞭な紹介が多く、この時期のプレタポルテに関してははっきりとした情報がない。正確なところではナルシソ ロドリゲスがクリエイティブディレクターを担当した。
ホセ エンリケ オナ セルファのデザインで高く評価されている点は、エレガントで感覚的、贅沢かつラテン系のエネルギーの高いところ。レザーを自身のファッションの中心と置く。
2008年春夏コレクションを最後に6年間クリエイティヴ・ディレクターを担当した、ロエベを辞任することが決定。ロエベはスチュアート・ヴィヴァースに引き継がれる。